SSブログ

曲面CMOSやらAPC-Sやらフルサイズやら周辺減光やら [カメラ]

イメージセンサーの大きさ

デジカメにはイメージセンサが付いている。
イメージセンサーにはいろいろ大きさとか種類があるが、大きさで比較されることが多い。
35mmフルサイズ、といわれているイメージセンサーは、フィルムと同じ35mmとなっている。
横幅の方が約35mm。

若い人は、フィルムって見たことがないかも知れないが、大体、一コマが3cm x 2cmくらいの大きさなのである。
フィルムを現像すると、ネガになり、ネガを印画紙に焼くと写真になる。
アナログなフィルムの時代は、やっぱり面倒だったね。
全部暗室で作業しなければならなかったし。現像液はなんか酸っぱい匂いがするし。

今や、一瞬で、現像と印画紙に焼くっていう作業をやってしまうのだから...
なんというか。

回顧録はそのうちやるとして、センサーの大きさの話に戻る。

一眼レフ用のレンズは、フィルムでもデジタルでも両方で使えることが考慮されている。
少なくともNikonのレンズはマウントが同じなので、付けようと思ったら装着できる。

AEやらAFが効かない、とかは別にして、付けることはできる。

IMG_20170722_133943.jpg

イメージセンサーを35mmの大きさにしたら、フィルムの部分をそのままCMOSに置き換えただけなので、他は同じでいい。
そういう理屈である。
フィルムがセンサーに変わっても、同じレンズなら同じように映るはず。

センサーって、大きいのを作るのって結構コストがかかるらしいので、ちょっと小さいセンサーを作って安価なデジタル一眼を作るか、っていう発想で、APC-Sが生まれた?と思う。
APC-Sの方が、フルサイズよりちょっと小さい。

センサーが小さいと製造コストがかからない。

レンズの方も、APC-S用って割り切ったら、小さい口径のレンズでよくなるので、製造コストを下げられる。

Nikonでは、FXフォーマット、DXフォーマットとかいう種類で分けているが、FXの方がDXよりお高い。
これは、FXがフルサイズ対応で、DXがAPC-S止まりなので、うなずける話である。

http://www.nikon-image.com/sp/dx_fx/

でもね。でもなのです。

カメラのレンズって、何を持って性能がいい、って一概に決められないんです。と私は思っている。

何というか、このレンズだから、こういった感じの「ボケ」が出るので、性能的には?だが、味があるとか...
こういった特性があるから、こういった写真を撮るのには最適。とか。

魚眼レンズで撮影したら歪んだ写真になる。
それって、しょうがないことなのではあるが、魚眼レンズで撮影した写真にはそれなりに「味があったり、面白かったり」することがある。
撮影している人は、きっとその効果を狙って、"あえて"魚眼レンズで撮影していると思う。
その場合、魚眼レンズの像が歪むっていう特性は、短所なのか、長所なのか。撮影者が意図しているのであれば、もちろん長所であろう。だよね。

センサーの大きさが変わると、当然ながら同じレンズでも写り具合が異なる。
レンズの長所的なものが、生かせなかったりする。

だんだん何が言いたいかわからない記事になりつつあるが...
気にしないで、そのまま続けるのである。

曲面CMOS

前回、曲面ディスプレイならぬ、曲面イメージセンサーが開発されるかも知れないという記事を書いた。
そうなると、レンズの特性である、端っこが暗くなる(周辺減光)、っていう短所なのか長所なのかわからない、レンズの味的なものが失われてしまわないだろうか、という懸念が持ち上がる。

当然ながら、すべてのレンズにあった理想的な曲面を持ったCMOSなんて作れないだろうから、多少の歪みとか、色収差とか色々なレンズの短所はカバーしきれないとは思う。

しかし、画期的に曲面CMOSによってレンズの短所がことごとく改善されてしまったら、「面白い」、とか「味のある」、といった写真が撮れなくなるのでは?
といった老婆心である。

写真を撮るのに、ボケがなくては面白くない。CGみたいに画像の至るところでピントが合っていたのなら、風情がない。
証拠写真見たいなものを撮影したいのなら、話は別ではあるが...
わざとF値の小さい明るいレンズで撮影して、ボケ満載で、写真の端が微妙に写りが悪くて、レトロな感じが出せなかったり...

CG処理でレタッチすればいい?
まぁ、それもそうかもしれない。

でも、きっちり写るレンズは多分、面白くないと思う。

さっき、台風が行った後で、虹が出た。珍しいので、載せておく。

DSC_0617.jpg

本日は以上。


サイト内を検索

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:携帯コンテンツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。



Copyright Atsushi Asai Google+朝井淳
[改訂第4版]SQLポケットリファレンス

[改訂第4版]SQLポケットリファレンス

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2017/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

イラストで理解 SQL はじめて入門

イラストで理解 SQL はじめて入門

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2019/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

[データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩 (WEB+DB PRESS plus)

[データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩 (WEB+DB PRESS plus)

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2015/03/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Access クエリ 徹底活用ガイド ~仕事の現場で即使える

Access クエリ 徹底活用ガイド ~仕事の現場で即使える

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 大型本

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。