我が家にも10ギガの時代がやってきた 【NETGEAR GS110EMX購入】 [3GHSP]
本日は「我が家にも10ギガの時代がやってきた」という話である。
前回は、WiFi6で無線はギガ以上出るのに、LAGしても効果がなかったりして寂しい感じになってしまった。
サーバーもCephからZFSにして、ストレージ周りは強化したものの、やはりネットワークがネックになって、パフォーマンスが出ない感じが否めない。
そこでとうとう、10ギガEthernetを導入することを決意したのである。ふるさと納税で10ギガのスイッチが購入できたら良かったのだが、そんな自治体はないと思うので普通にAmazonで購入したのが、以下のものたちである。
まずは、スイッチ。
NETGEARのGS110EMXである。
10ギガ搭載のスイッチというか「いわゆるハブ」は、まだけっこう高価。GS110EMXは比較的お安いやつでVLANができるやつ。(Eが付いてない)GS110MXの方が少し安いが、VLANやLAGができない。
TP-Linkとか、10Gtekとかの方が安いかも知れないけど、スイッチ関係はNETGEARで揃えることにした。
箱の中身はこんな感じ。
ACアダプタなのがちょっと残念。ラックマウント用のネジと金具が付属している。
ラックマウント用の金具(アダプタ)を付けるとこんな感じ。
筐体に対してアダプタの方が大きい。なんかカッコ悪い?
スイッチだけあってもしょうがないので、10GのEthernetカードも購入。
TP-Linkのやつが1万円を切っていたので、2枚購入。
箱の中身はこんな感じ。
ロープロファイル用のブラケットとCAT6ALANケーブルも同梱されている。
スイッチとLANカード2枚で5万円の出費。まだまだ、気軽に買えるお値段ではないな。
とりあえず「Proxmoxお試し」でEPSONのふたが空いたままになっているので、ここに10G LANカードを挿してみる。PCIeのx4なので、ビデオカードが刺さっていたスロットに挿す。x1のPCIeには入らないので注意。
スイッチの方は、DHCPでIPを取れるみたいなので、一番左のギガのポートを使ってLANに接続している。
一番右のふたつがマルチギガ対応のポートになる。
DHCPで取れたIPを知るには、NETGEARのInsightというアプリを使うらしいのだが、なんかユーザー登録しないとダメで、NETGEARのサポートサイトのユーザーではログインできなさげ。面倒だなぁ、と思いつつもエクスプローラーのネットワークを見てみたらUPnPで見えちゃったから「これでいいじゃん」となった。
ブラウザで初回アクセスするとadminのパスワードを変更しろといった感じの登録画面になる。ルーターとかの設定ってなにかと面倒なのよね。
IPアドレスも変えておいた。
じゃあ、繋げてみようか。付属のCAT6ケーブルで10ギガのポートに接続っと...
Proxmoxを起動...
Proxmoxではちゃんと認識しました。
写真ではLEDが消えているけど、ちゃんとリンクアップしてます。
普通に通信できる。速度は、周りがみな1Gなので変化なし。
ラックマウントしたいのだが、空きがない。隙間には、棚があり、Mac miniが乗っかっている。奥行がそんなに無いので、入るかなと思ったがダメだった。
しょうがないので、NetScreenを外して収めた。
ちょっと隙間が空いていて、なんかイヤ。
10G LANカードは、ZFSを組んだサーバーに入れる。ギガビットDualポートのLANカードが入っているが、これを外して装着。
オンボードのギガビットと10Gの2ポートになる。通信速度が異なるのでLAGでまとめることはできない。
2本の白ケーブルは下のスイッチにLAGして接続。
右端の2つのポートが10Gまでのマルチギガポートになる。
EPSONマシンはWindows10でも立ち上がる。Windows10を起動したところ、ちゃんと認識して10Gで使えている模様。
じゃあ、サーバーにファイル転送してみるか。まずは、サーバーにある動画ファイルをWindows10側にコピーしてみるか。
えっ?速っ。
キャプチャする暇もなく終わってしまった。2回目はキャプチャできた。
なんと、330MB/sくらい出てる。しかも張り付いている感じなのでまだまだ余裕?
330MB/sってSSDへの書き込み上限なのかも。
逆向きはどうかな?
サーバーへの書き込みなので、こちらはちょっと遅いかも。でも200MB/s以上出ている。
これが10GEthernetの威力なのか。
Windowsならベンチマークできるじゃない。
CrystalDiskMarkでネットワークドライブに対してベンチマークをかけてみる。ネットワークドライブをベンチするときは、最初に表示されるユーザーアカウント制御で「いいえ」を選択しないと選択肢に出てこないので注意されたし。
結果は?というと...
まぁ、ファイルコピーでやったときと同じ感じで300MB/sくらいかな。
でも、ギガビットだと110MB/sが上限だったので3倍は速くなっている。
なかなかいい感じなのである。
本日は以上
Proxmox ZFSを試す【CephよりZFS】
ラックマウント用のPCケースを導入した話
3チャネルボンディング(チーミング) 3ギガ出るかやってみた
TP-LinkのWi-Fi 6ルーターを購入した話【前編】
BuffaloのWiFiルータはブリッジモードとルータモードでIPアドレスが異なるのでハマった
Ethernetのボンディング Linuxのサーバーマシンにbond0インターフェースを作成
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前回は、WiFi6で無線はギガ以上出るのに、LAGしても効果がなかったりして寂しい感じになってしまった。
サーバーもCephからZFSにして、ストレージ周りは強化したものの、やはりネットワークがネックになって、パフォーマンスが出ない感じが否めない。
そこでとうとう、10ギガEthernetを導入することを決意したのである。ふるさと納税で10ギガのスイッチが購入できたら良かったのだが、そんな自治体はないと思うので普通にAmazonで購入したのが、以下のものたちである。
まずは、スイッチ。
NETGEAR アンマネージプラス スイッチングハブ ギガ 10ポート GS110EMX (10G / マルチギガ 2ポート + ギガ 8ポート) 静音ファンレス 卓上型コンパクト
- 出版社/メーカー: ネットギア
- 発売日: 2018/01/10
- メディア: Personal Computers
NETGEARのGS110EMXである。
10ギガ搭載のスイッチというか「いわゆるハブ」は、まだけっこう高価。GS110EMXは比較的お安いやつでVLANができるやつ。(Eが付いてない)GS110MXの方が少し安いが、VLANやLAGができない。
TP-Linkとか、10Gtekとかの方が安いかも知れないけど、スイッチ関係はNETGEARで揃えることにした。
箱の中身はこんな感じ。
ACアダプタなのがちょっと残念。ラックマウント用のネジと金具が付属している。
ラックマウント用の金具(アダプタ)を付けるとこんな感じ。
筐体に対してアダプタの方が大きい。なんかカッコ悪い?
スイッチだけあってもしょうがないので、10GのEthernetカードも購入。
TP-Link 10Gbps LANカード PCI-E アダプター ネットワークカード TX401
- 出版社/メーカー: TP-Link
- 発売日: 2020/09/24
- メディア: エレクトロニクス
TP-Linkのやつが1万円を切っていたので、2枚購入。
箱の中身はこんな感じ。
ロープロファイル用のブラケットとCAT6ALANケーブルも同梱されている。
スイッチとLANカード2枚で5万円の出費。まだまだ、気軽に買えるお値段ではないな。
繋げてみる
とりあえず「Proxmoxお試し」でEPSONのふたが空いたままになっているので、ここに10G LANカードを挿してみる。PCIeのx4なので、ビデオカードが刺さっていたスロットに挿す。x1のPCIeには入らないので注意。
スイッチの方は、DHCPでIPを取れるみたいなので、一番左のギガのポートを使ってLANに接続している。
一番右のふたつがマルチギガ対応のポートになる。
DHCPで取れたIPを知るには、NETGEARのInsightというアプリを使うらしいのだが、なんかユーザー登録しないとダメで、NETGEARのサポートサイトのユーザーではログインできなさげ。面倒だなぁ、と思いつつもエクスプローラーのネットワークを見てみたらUPnPで見えちゃったから「これでいいじゃん」となった。
ブラウザで初回アクセスするとadminのパスワードを変更しろといった感じの登録画面になる。ルーターとかの設定ってなにかと面倒なのよね。
IPアドレスも変えておいた。
じゃあ、繋げてみようか。付属のCAT6ケーブルで10ギガのポートに接続っと...
Proxmoxを起動...
Proxmoxではちゃんと認識しました。
写真ではLEDが消えているけど、ちゃんとリンクアップしてます。
普通に通信できる。速度は、周りがみな1Gなので変化なし。
ラックマウントする
ラックマウントしたいのだが、空きがない。隙間には、棚があり、Mac miniが乗っかっている。奥行がそんなに無いので、入るかなと思ったがダメだった。
しょうがないので、NetScreenを外して収めた。
ちょっと隙間が空いていて、なんかイヤ。
10G LANカードは、ZFSを組んだサーバーに入れる。ギガビットDualポートのLANカードが入っているが、これを外して装着。
オンボードのギガビットと10Gの2ポートになる。通信速度が異なるのでLAGでまとめることはできない。
2本の白ケーブルは下のスイッチにLAGして接続。
右端の2つのポートが10Gまでのマルチギガポートになる。
EPSONマシンはWindows10でも立ち上がる。Windows10を起動したところ、ちゃんと認識して10Gで使えている模様。
じゃあ、サーバーにファイル転送してみるか。まずは、サーバーにある動画ファイルをWindows10側にコピーしてみるか。
えっ?速っ。
キャプチャする暇もなく終わってしまった。2回目はキャプチャできた。
なんと、330MB/sくらい出てる。しかも張り付いている感じなのでまだまだ余裕?
330MB/sってSSDへの書き込み上限なのかも。
逆向きはどうかな?
サーバーへの書き込みなので、こちらはちょっと遅いかも。でも200MB/s以上出ている。
これが10GEthernetの威力なのか。
ベンチマークする
Windowsならベンチマークできるじゃない。
CrystalDiskMarkでネットワークドライブに対してベンチマークをかけてみる。ネットワークドライブをベンチするときは、最初に表示されるユーザーアカウント制御で「いいえ」を選択しないと選択肢に出てこないので注意されたし。
結果は?というと...
まぁ、ファイルコピーでやったときと同じ感じで300MB/sくらいかな。
でも、ギガビットだと110MB/sが上限だったので3倍は速くなっている。
なかなかいい感じなのである。
本日は以上
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NETGEAR アンマネージプラス スイッチングハブ ギガ 10ポート GS110EMX (10G / マルチギガ 2ポート + ギガ 8ポート) 静音ファンレス 卓上型コンパクト
- 出版社/メーカー: ネットギア
- 発売日: 2018/01/10
- メディア: Personal Computers
TP-Link 10Gbps LANカード PCI-E アダプター ネットワークカード TX401
- 出版社/メーカー: TP-Link
- 発売日: 2020/09/24
- メディア: エレクトロニクス
NETGEAR Inc. JGS524E 【ライフタイム保証】 24ポート ギガビット アンマネージプラス・スイッチ JGS524E-200AJS
- 出版社/メーカー: ネットギア
- メディア: Personal Computers
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