SSブログ

カメラのしくみ「イメージセンサ」CCD CMOS [カメラ]

久しぶりにカメラのしくみシリーズを書いてみようと思う。

今回は、イメージセンサについて。CCDとかCMOSと呼ばれているやつです。
なので、デジタルカメラのしくみになるわけだが、まぁ細かいことには目をつむってもらうことにして、始めよう。

デジカメでは、イメージセンサに当たった光がデジタルデータに変換されて、SDカードなどに記録される。イメージセンサにはたくさんのセンサーが並んでいる。このセンサーが光を感じとって電気信号に変換する。並べられているセンサーの数が多ければ多いほど高解像度の画像を得ることができる。
D3000の場合、センサーの数は1000万個にもなる。1000万画素とか、2000万画素といっているのは、このセンサーの数のことをいっている。まぁ、このくらいはみなさんよくご存じでしょう。

センサーは、ちょうどコンピュータのメモリのようにマトリックス状に並べられている。センサーも半導体でできているので、本当にメモリそっくりかも知れない。
イメージセンサーから出てきた電荷量をそのまま保存するとRAW形式の画像データになる。JPEGにするときは、チップの中に入っている処理プログラムが動いて、データが圧縮されてSDカードに書き出される。

参考記事
カメラのしくみ RGBとYUV ・RAWとJPEGの違い

さて、光を電荷量に変換するといっても光にはいろいろな成分があるわけです。ひとつのセンサーで光の具合を全部電荷量に変換できればよいのだが、そううまくもいかない。
三原色とかRGBといった言葉を聞いたことがあると思う。光の三原色が赤、緑、青なんです。英語でいうとRed、Green、Blueね。
光の色は、赤、緑、青の三原色を組み合わせることで全ての色を表現できる。という原理。HTMLの色指定でもRGBの値を書くことができるので、これと同じ。どうして3つの色だけで全ての色を表現できるのか、といった根本的な理由は私にはよくわからない。しかし、原理、原則がわからなくても、なんとなく経験と勘で納得できる。赤に青をまぜたら、紫になるもんね。

イメージセンサのセンサーは、光の強弱を電荷量に変換できる。このセンサを並べておけば、白黒画像を得られる。残念ながら、光の強弱だけでは色はわからない。
カラーの画像を得るためには、赤の光の強弱を電荷量に変換できるセンサと、緑、青用のセンサを並べておいて、それらの度合いを混ぜてやる必要がある。色分けはフィルターをかけることで実現できる。赤用のセンサーには、赤い色のフィルターがかかっていると思えばよい。

でもって、ここで並べ方である。
普通に考えれば、赤、緑、青を単純に並べていけばいいだけ、のような気もするが、そうもいかない。赤、緑、青がまんべんなくばらけるように配置したいと思うでしょ。どうしてかというと、その方がきれいな画像になるような気がするから。
でも、マトリックス状になっているところに、3つのグループを作るのって難しいよね?4つならよかったのに。

液晶ディスプレイはどうなっているのだろうと思い、画面のドットを凝視してみたが、私の目の分解能では判別できなかった。
調べてみると、液晶ディスプレイは縦長の赤、緑、青が並んでいるようである。
センサーは縦長のものを作るのか難しいようなので、次のように並んでいる。



なんと、緑センサーが多いのである。

緑センサーが多いということは、緑色がビンビン見えちゃうっていうことになる。デジカメを作る人もそんなことはわかっているので、緑色のセンサーから来た情報は、半分っていうことで、と調整してある。だけど、数が多いことで、分解能が上がる。イメージセンサは緑色にはうるさいわけですよ。赤、青に比べて緑色はちょっとの差でもわかるっていうこと。
人間の目も、緑色が得意らしい。波長が真ん中くらいだからね。なので、適当に緑を多くしたわけじゃない。ちゃんと理由がある。

RAWで撮影して、現像とかするとその辺りのことがわかっちゃうのかも...

うーん。奥が深そうだ。続きはまた今度。



次回は、カメラのしくみ「ノイズ」>>

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能

サイト内を検索

nice!(0)  コメント(0) 

スポンサーがCanon [カメラ]

日曜日の夕方にやっているテレビ番組を観ていたら、ふと気になることが。
内容は、箱根の登山鉄道やケーブルカー、ロープウェイの話。お話自体は、結構楽しめた。
気になったのは、街中でインタビューしているカット。

なんかやけに、背景がボケてる。ビデオカメラじゃなくて、デジイチで動画撮影しましたって感じがありありと出ている。普通のニュースなんかの街中インタビューとあきらかに感じが違う。でコマーシャルになった。スポンサーは、Canon。なるほど。だったら、デジイチ使うわな。

番組を一応書いておくと、テレビ朝日の「奇跡の地球」ってやつね。
URLも貼っておく。
http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/outline/index.html

コマーシャルだったら、「この動画はXXXXで撮影しました」と堂々と表示するのだろうけど、背景がボケている街中インタビューには、そんなテロップはなかった。
デジイチを売るための、新たな作戦なんだろうか。でもデジイチで撮影したことがわからなかったら、何の意味もないと思うけどなぁ。でもあからさまに、XXXXで撮影しましたとテロップを出すと、なんだ、宣伝じゃん、と思われて逆効果なのかなぁ。

まぁ、どうでもいいか。ちょっと気になったので書いてみました。

サイト内を検索

nice!(0)  コメント(0) 

Nikon D3000とD3100の比較 [カメラ]

D3100とD3000の比較をしてみた。イメージセンサーがD3000がCCD、D3100がCMOS。大きさはどちらもAPS-C。画素数は、14.2メガに増えている。ファインダーがペンタミラーでかわらず。ライブビューと動画撮影ができるようになっている。HDMI端子も付いているのか。

他にもありそうではあるが、細かいところは、追い切れないので無視。レンズキットのレンズも無視。レンズはとりあえずいらないので。大きなところは、動画撮影できるようになったところか。

しかし...
動画の記録時間が、最大10分になっているぞ。SDカードの容量の問題か?
これでは、ビデオカメラのかわりには使えないぞ。
それにしても、解像度やSDカードの容量にかかわらず、みんな10分なのはなんで?一度、止めればOKなのか?????

ライブビュー
コンデジだとあたりまえなライブビューではあるが...
ファインダーをのぞいて撮るっていうのに慣れたからなぁ...というか昔に戻っただけ。
ミラーレスな一眼にわざわざファインダーを付けるっていうものあるしなぁ...
最近、老眼ぎみで、近くのものが見にくくなっているしなぁ... ブツブツ。
三脚に固定して、動画を撮るときは、いいかもね、ライブビュー。どういうものが撮れているのか確認できるし。一眼レフなんだけど、ビデオカメラ的な使い方もできるっていう感じで。
というか、動画撮影中は、ミラーを上げないと録画できないから、ライブビュー機能が必須になるのね。
発表会でビデオ撮影もするので、動画撮影できるカメラも欲しいには、欲しいのではあるが。Nikonならそのままレンズが使いまわせるし...

しかし、最大10分っていうのが。本当に10分の動画しか撮れないのか?

調べてみると、連続で10分みたい。ウルトラマンのカラータイマーみたいだな。一回、録画を停止させてから再開させればよいのか。それでも、SDカードの容量以上には録画できないだろうな。
ビデオカメラのかわりにはならないか。音声もモノラルだし。
発表会を撮影するのは、音の記録がメインなので、音のクオリティは重要。今のデジタルテープのハンディカムは、モーターの音がけっこう録音されちゃうのよね。
バッテリーがどのくらい持つのかもよくわからんし。やっぱりsonyのHDDハンディカムを買った方が確実か。

Nikonに動画性能を期待しちゃだめ、っていう話もあるしなぁ。
ビデオカメラのかわりに使えるんだったら、D3100本体だけ購入っていうのもありかと思ったが、やっぱりやめとこう。

DSC_1352.JPG


Nikon デジタル一眼レフカメラ D3100 ダブルズームキット D3100WZ

Nikon デジタル一眼レフカメラ D3100 ダブルズームキット D3100WZ

  • 出版社/メーカー: ニコン
  • メディア: エレクトロニクス




サイト内を検索

nice!(0)  コメント(0) 

踊りの発表会 [カメラ]

踊りの発表会にいって撮影してきた。
去年は、標準ズームしか持っていかなかったので、今回は望遠レンズを持っていくことに。
これでかなり寄って撮れた。席は去年と同じように最前席。三脚を立てられなくもないが、けっこうおおがかりになっちゃうので、三脚はなし。

DSC_0085.JPG

ISO感度は、1600。
その上のHi(3200)というものあるが、いまいちきれいじゃないので、途中で1600にした。
絞りは開放(F5.6)。もっと絞りたいが、シャッター速度が1/100なので、ちょっとつらい。
いくらVRが付いているとはいえ、1/60、1/30じゃブレまくるでしょう。
高感度、高性能なイメージセンサが付いている上位機種ならもっときれいに撮れるのか...
まぁ、コンデジで撮ったときよりも格段に写りはよさそうなので、とりあえずはよしとしよう。

ISO感度や絞りの値を確認しようと、ViewNXを立ち上げてみていると、「高感度ノイズ低減」なる項目を発見。こんなのあったか?
「弱め」に設定されているらしいぞ。

マニュアルを読んでみると、ノイズ低減をONにしておけば、高感度(ISO800以上)にしたときやシャッター速度が低速(8秒以上)になったとき、ノイズ低減フィルターっぽいものが発動するらしい。
しまった。そんな機能があったとは。フィルターがかかるとそれだけ処理時間が取られて少し重くなるらしいが、通常は、そんなにISO感度を上げることもないだろうから、ONにしておくか。
しかし、フォトレタッチソフトでノイズ除去フィルターをかけるのと同じかも?


サイト内を検索

天体望遠鏡 [カメラ]

望遠レンズは、一度は欲しいと思うレンズでしょう。かくいう私も鉄ちゃんだった頃は、持ってました、望遠レンズ。何ミリだったかは忘れたが... 300mmくらいまでのズームだったか、テレコン使って300mmだったか。
今は、ダブルレンズキットを買ったので、望遠ズーム(55-200mm)がある。でも使わないな望遠レンズ。でかいし、重いし。最近は、35mmでしか撮影してない。

究極の望遠レンズは、天体望遠鏡だったりする。天体望遠鏡に、一眼レフカメラをガシャコンと付けることができるのである。もちろん、シャッターを切れば撮影できる。

天体望遠鏡には、絞りが付いてない。いつも開放。星を見るためだから光量を絞る必要はないのね。逆に絞りがあると光の回折現象でボケが生じてしまう。ピント合わせのために筒の長さを変えることができる。が、オートフォーカスが効くというものはなさそう。
そもそも、何億光年も離れた恒星に正確にピントを合わせることができるのか?月を見るときと星雲を見るときでは、どのくらいピントを変えなきゃいけないんだろうか?

DSC_0329.JPG

これは、望遠レンズで、月を撮ってみたときの写真。200mmでもけっこう大きく写る。

ちょっと、興味がわいてきた。いろいろ調べていると、天体望遠鏡にもF値がある。焦点距離とレンズの口径からF値が計算できるのは、カメラの交換レンズと同じらしい。カメラのレンズの場合、絞りが付いているので、F値を変えることができるといったこともあり、F値が小さい方が好まれる。
天体望遠鏡の場合、F値が小さいからといって見やすいかというと、そうでもないらしい。よく理解はしていないのだが、肉眼で見るときは、ある程度F値が大きい方がよく、カメラで撮影するときは、F値は小さい方がいい。ということらしいのである。ちょっと調べただけなので、本当かどうか少し怪しいが... 今のところそういうことにしておく。

天体望遠鏡は、像が逆にみえる。カメラレンズだけを手にもって、自分がカメラボディになったつもりで覗いてみて欲しい。レンズの向こう側に逆になった世界がみえる。ピンホールカメラでも像は逆向きに写る、これと一緒。
カメラのファインダーを通すことで、逆向きに変換されるのである。
なんと、天体望遠鏡で星空をみている人は、実際とは逆向きにみているらしい(ペンタプリズムのようなプリズムを間にはさむことで、正立像をみることもできる)。宇宙空間には上も下もない?

さらにいろいろ調べていると、天体望遠鏡や光学の話が多数されている、ブログを発見。なかなかわかりやすいし、おもしろいので勝手ながら、リンクを貼っておく。

http://star-party.jp/wp/


DSC_0656.JPG

ゴーヤに雌花が咲いた。全部で3つある。しかし、やけに早い。雌花を付けたのは、2株あるうちのひとつ。片方には、雌花は咲いていない。
最初に発見したときには、雄花が咲いていなかったので、人工授粉はできなかった。二つ目は、気付かないうちに花がしぼんでしまっていた。3つ目にしてよくやく人工授粉に成功。ただし、うまく受粉したかは不明。受粉したら少しずつ大きくなっていくのでわかる。


サイト内を検索

カメラのしくみ「ミラーレス一眼」 [カメラ]

一眼レフカメラというからには、レフが存在する。レフというのは、レンズを外すとすぐにみえる鏡のこと。普段は、この鏡は、45度に傾いていて、レンズから入ってきた光をファインダーの方に90度曲げている。なので、ファインダーを覗くとレンズの先にある風景がみえるしくみになっている。
シャッターを押すと、この鏡は一瞬にして跳ね上がり、マットスクリーンの方にしまわれる。その後、シャッターが開き、CCDにまで光が到達するようになる。
シャッターは、60分の1秒などといった速さで閉じられる。いわゆるシャッター速度である。シャッターが閉まった後で、鏡は元に戻る。
一眼レフで写真を撮った瞬間に「パシャ」という音は、鏡が上に跳ね上げられる音と、シャッター幕が切れる音、さらには鏡が元に戻る音が連続して聞こえているのである。
シャッター速度を下げていくと、音が変わってくることがわかる。1/1000なら、「シャキーン」といった感じだが、速度が下がっていくと、「バッシャーン」という感じになってくる。あきらかに、あー遅いなぁ、といった音になる。
「バッ」で鏡が開いて、「シャーン」の「ン」で鏡が閉じている。速度が遅いほど、シャーの部分が長い。

まぁ、そんなことはどうでもいい。なんと、鏡が存在しない一眼カメラがある。
最近、デジタル技術の進歩は著しい。かくいう私もソフトウェア開発といった、デジタルな分野で生計を立てている身分であるのではあるが... それもどうでもよく、ミラーがないけど一眼なカメラは、ペンタプリズムもペンタミラーもない。レンズから入ってきた光がそのままCCDに到達する。CCDで感光すると、その情報は裏蓋の液晶画面に映し出される。コンデジのように液晶画面をみながら、シャッターを切ることになる。

ミラーがないので、「ミラーレス」とか呼ばれている。代表的なのは、LUMIX DMCとか、Olympus PENとか、SonyのNEX-5とか。

Panasonic デジタルカメラ LUMIX (ルミックス) FZ38 ブラック DMC-FZ38-K


OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 パンケーキキット シルバー E-P1 PKIT-SLV


ソニー デジタル一眼α NEX-5 薄型広角レンズキット シルバー NEX-5A/S



レフもないので、一眼レフとは呼べない。どう呼べばいいのか、「デジタル一眼」か?ミラーがないから「ミラーレス」と呼ばれているっぽいが、レフレスとはいわれていないような。単にいいにくいからか。
ミラーレスなカメラでもレンズを交換することができるし、APS-Cサイズの記録素子を持っている。この点がコンデジと違うところ。
シャッターを切るときの音も違う。ミラーありだと、ミラーが上下するときの音もするが、ミラーレスでは、シャッターしか動かないので、派手は音はしない。NEX-5はわざとパシャっていう音をスピーカーから発している、という話を耳にした。
静かなのは、いいことだと思うけどなぁ。発表会のときとか、けっこうパシャっていう音が気になることもあるし。

ミラーレスは、普通の一眼レフとは違って、ミラーがない分だけ、レンズと記録面との距離が小さい。フランジバックが短いとよくいわれる。フランジバックが短いとアダプタでいろんなレンズを付けることができる。

とそんなこんなで、ミラーレス機のことを書いてみた。というのは、少し気になっているのである。LINUX GF1がいい感じでちょっと欲しいのだが... Nikonのレンズはアダプタかまして付けられるのだろうか。それにしても、高い。

Panasonic デジタル一眼カメラ GF1 レンズキット(20mm/F1.7パンケーキレンズ付属) シェルホワイト DMC-GF1C-W



次回は、カメラのしくみ「イメージセンサ」>>

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能


サイト内を検索

カメラのしくみ「ペンタプリズム vs ペンタミラー」 [カメラ]

カメラの記録面には、像が反対に写っている。ファインダーを覗くとそのままにみえるのは、途中で像が反転されているから。この反転をするのがペンタプリズム。カメラの頭に付いている三角形のやつね。

一眼レフがみんな、三角形の頭を持っているのは、このペンタプリズムが必要だから。でもって、どういうわけかここに、Nikonとか、Canonとかメーカーの名前が刻印されている。
機種によって、本当のプリズムだったり、ミラーを張っただけだったりする。プリズムの場合は、ガラスで作られているので、それなりに重たいが、光学的な特性に優れているので、ファインダーが明るくなる。
ミラーを張っただけの張りぼて方式は、ダハミラーとか、ペンタミラーと呼ばれており、形状はペンタミラーと変わりはないが、中が空洞なのでプリズムより軽い。中が詰まっていないので、光学的にはプリズムより不利で、ファインダーはプリズムより暗くなる。お値段的には、ペンタミラーの方が安い。

D3000は、エントリー機なので、ペンタミラーが採用されている。そりゃそうだよね。しかし、ペンタミラー用にマットスクリーンを調整するとかして、ファインダーの視認性を上げているらしい。
マットスクリーンは、レンズを外すとミラーの上に付いているのがわかる。曇りガラスっぽいやつね。こいつの曇り具合が、軽めっていうことか?よくわからんがそういうことにしておこう。

DSC_0639.JPG

そもそも、マットスクリーンって曇ってないと意味がない。ここに像が写るわけで、これを反対側からファインダーを通して見ている。昔のカメラには、ピント合わせ用に真ん中に丸い別の部分があって、ここが上下半分になっていて、上と下の像が一致したらピントがあっている、っていう感じのものがあったが、D3000にはないなぁ。AFだから要らないのか?

でもって、「ファインダーが明るい」というのはいいことなんだけど、ピントが合わせやすいということと相反しているものらしいのである。
高級機では、マットスクリーンを交換することができるらしいが、D3000では無理か。
D3000には、B型クリアマットスクリーンVというのが付いている。これを別のに取り換えられれば、違いもわかるかと思ったが、それはできないっぽい。

マットスクリーンの分野でも研究が進められているので、単純に、曇り具合が軽いというわけではないらしい。最新式なら、明るいけどピントも合わせやすいようになっているのか。とりあえず、ピントはAFで合わせちゃってるし、ファインダーが暗くてみにくいと感じることはない。ペンタミラーだからといって気にすることはないか。


DSC_0628.JPG

ゴーヤとミニトマトはこんな感じ。

次回は、ミラーレス一眼>>

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能


サイト内を検索

カメラのしくみ「光芒その2」 [カメラ]

夜景を撮影しようと思ったが、夜中に三脚持って出ていくのも大変。変な人に間違えられそう。なので、部屋の中にある夜景っぽいものを探してみた。
探してみると、PCの電源の青色LEDがやけにまぶしくみえた。これならけっこういけるんじゃないかと思い、試しに撮影してみた。レンズは、35mm。部屋の電気はOFF。ISO感度は800まで上げた。

まずは、絞り開放で撮影してみると

DSC_0556.JPG

周りにあまりお見せしたくないものが写っているので、LEDのまわりだけトリミングした。光芒の筋がけっこう撮れてるじゃない。開放でも光芒は発生するのか。

じゃあ、絞りをF8で。

DSC_0558.JPG

明るさをレタッチソフトで調整したので、ザラついた感じになってしまったが、光芒の筋がはっきりとわかるようになった。やっぱり絞りの穴と関係があることがわかった。絞った方が確実に筋がはっきりする。

筋の数を数えてみよう。いち、にい、さん、... あれなんか多いぞ。羽根の枚数が7枚だから、光芒は14になるはずだが... それに等間隔には並んでないし、太いのやら細いのやら。
円形絞りだから、微妙に11角形みたいになって22本出たのかなぁ。そういうことにしておこう。

光芒があるのと、ないのでは、やっぱりあった方がいいかなぁ。特に夜景を撮るときは、ピカーンっていう感じが出ると思う。夜景を撮る際には、暗いからといって絞りは開けちゃうことが多いかも。光芒を出すには、逆に絞った方がいいのね。覚えておこう。

次回は、ペンタプリズム vs ペンタミラー>>

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能


サイト内を検索

カメラのしくみ「光芒」円形絞りじゃダメ? [カメラ]

絞り羽が奇数枚だとボケがきれいだという理由を調べていると、「光芒」なる言葉を発見した。こうぼうと読むらしい。
太陽など強い光源から光の筋みたいなものが写ることがある。これが、光芒と呼ばれるもの。フレアやゴーストとはちょっと違う。

雲の切れ間から太陽光が漏れているような感じの風景をみたことがあるでしょ?俗にいう天使の梯子っていうやつ。この天使の梯子は、人間の目でも見ることができる。なので光芒ではあるが絞り羽とは関係ない。
どうでもいいが、「絞り羽」だったり、「絞り羽根」だったり、正解はどっちだ?どうも機械の部品を表すときは、羽根と書いた方がよさそう。

カメラで太陽を撮影すると、いかにも"太陽"っていう感じの光芒が写る。これが、絞りのせいでできる光芒。夜景を撮影するときにも発生する。
この光芒は、絞りの穴の形状と関係しているらしい。羽根が6枚で穴が6角形のレンズで太陽を撮影すると、6本の筋ができるみたいなのである。ふーんと思ってしまうが、羽根が奇数になると、不思議なことになる。羽根が7枚だと光芒の筋はその倍の14本できるらしいのである。なんとも不可解な。
光芒は、光の回折現象によって発生するものらしい。回折現象は、波の特性で、狭いところを通るときに、真っすぐに伝わらず、裏側に回りこんで広がるように伝わっていく現象のこと。といっても発生するメカニズムがイメージしにくい、というかまったくわからん。そういうものだということで納得することにしよう。

でもって、これも実験してみようと思ったのだが、円形絞りだと光芒も出にくいとのこと。ちょっとやる気がなくなった。気が向いたらFTNに付いていた50mmを使って夜景でも撮影してみよう。



以下は全く関係ない写真

DSC_0366.JPG

ミニトマトは実を付けた。まだ赤くないので収穫はしていない。

DSC_0520.JPG

後、1週間もすれば、収穫できるだろうか。楽しみである。



次回は、カメラのしくみ「光芒その2」>>

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能

サイト内を検索

カメラのしくみ「絞りとボケ」円形絞りならボケは丸い [カメラ]

久しぶりにカメラのしくみを書いてみることに。今回のネタは、絞りとボケについて。

絞りは、レンズの中に入っている何枚かの羽のような部品で構成されているもの。絞りを絞ると、羽が動いて穴が小さくなる。絞りを開放にすると、羽はすべて収納されてみえなくなる。
構造上、絞りによる穴は、多角形の形になる。辺の数は羽の枚数による。5枚の羽を使った絞りなら、穴は5角形になる。6枚の羽なら6角形になる。

DSC_0057.JPG

絞りの穴の形は、ボケに影響する。ボケの形が絞ることでできた、穴の形になるそうなのである。しくみはよくわからないが、なんとなく直感的にわかる気がする。
絞りを開放にすると、穴はまるいので、まるいボケになる。ある程度絞ると、絞りの穴の形状がボケになる。

どうしてかわからないが、羽の枚数が奇数の方がきれいにボケるらしい。理由はむずかしいみたいだが... ひょっとして都市伝説か? ヒマがあったらちゃんと調べてみよう。
羽の数は、レンズによって異なるが、7枚とか9枚が多いようである。AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gは羽の枚数が7枚。なので、ボケは7角形になるはず。

さっそく試してみようと思ったのではあるが、Nikonのレンズは「円形絞り」という絞りになっているらしい。羽の形状が直線的ではなく、少し湾曲していて、絞ったときに円形になり、多角形にはならない。なので、丸いボケにしかならない。これじゃあ試せない。ボケたときに、7角形になるより、丸いボケの方がきれいにみえることは確かではあるが、実験してみるのには、適さないかなぁ。

まぁ、いいか。とりあえず、ボケ具合を撮影してみることにした。被写体は木漏れ日。
ボケ感満載にするため、ピントはわざと外している。
最初は、絞り開放で撮影した場合。

DSC_0537.JPG

ピンボケなので、何が写っているのかよくわからないが、家の前の桜の木の下から上にカメラを向けて木を写している。心霊写真のようでもあるが、そうではない。葉の間から洩れてくる光が、白く写っている。
開放なので、レンズの形そのもので丸い形になって写っている。
では、絞りこんでみよう。

DSC_0538.JPG

F4まで絞り込んでみた。なるほど、心霊写真っぽい白いものが丸じゃなくて、多角形になって見えるではないか。円形絞りといっても完全に丸になるわけじゃないらしい。角ばった多角形じゃなく、辺がまるい、太った多角形になった。
よくみれば、やっぱり7角形。

F5.6でも撮ってみたが、やはりボケの形は角がとれた7角形。

ふむふむ。わかった。しかし、この形自体を変えることはできないので、どうしようもないか。丸いボケが欲しいな、って思ったときは開放か、開放に近い状態で撮影すればいいってことか。しかし、露出や被写界深度の関係で、絞りたいときもあるよなぁ。
四角いボケの方がいい、っていったこともあるか。そうか、レンズを変えればいいのか。これは、いくらレンズがあっても足りないな...

関係ないが、野菜たちの写真を撮影するときには、もっと寄りたいときがある。マクロレンズかぁ、高いけど魅力的だなぁ。接写リングでがまんしておくかぁ...

カメラの世界は、奥が深いなぁ。



次回は、カメラのしくみ「光芒」>>

関連記事
カメラのしくみ「絞り」

カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能

サイト内を検索



Copyright Atsushi Asai Google+朝井淳
[改訂第4版]SQLポケットリファレンス

[改訂第4版]SQLポケットリファレンス

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2017/02/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

イラストで理解 SQL はじめて入門

イラストで理解 SQL はじめて入門

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2019/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

[データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩 (WEB+DB PRESS plus)

[データベースの気持ちがわかる]SQLはじめの一歩 (WEB+DB PRESS plus)

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2015/03/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Access クエリ 徹底活用ガイド ~仕事の現場で即使える

Access クエリ 徹底活用ガイド ~仕事の現場で即使える

  • 作者: 朝井 淳
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: 大型本

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。